5月9日 何とかテレビが見られる状態になりました

一昨日テレビが壊れてしまったので 新しい今度は炬燵の上にのせてすぐ近くで見る小型の(32インチ)のテレビを購入して 何とか頑張って配線を繋いで 見られるように頑張りますと書きましたが 二日後の今日になってようやくテレビが 視聴できて これまで通り予約録画も出来る 以前と同じ状態に戻る事が出来ました。それにしても 電化製品の進歩というか変化は 驚かされてしまいます。これまでのテレビは と言いましても十年以上も前に購入して 大事に使用してきたテレビの場合 視聴するのに B -キャスカードというものを使用していたみたいです。
このブログで何度も書いていますが 合法的ではないはずのであんまり大きな声では申し上げられませんが このB-キャスカードという名刺大の赤いカードに 何だかよく分からないおまじないをかけると BS放送、CS放送のすべてのチャンネルが無料で見放題になる恩恵を被っております。私には そもそもこのB-キャスカードがどのような機能を持っていて どんな役割を果たしているのかもさっぱり見当がつきませんが 妹のご主人が こちら方面にかなり詳しいお方みたいで どこそこから 何やら怪しい機能を持つ装置を購入されて 自分なりに工夫して設定されているみたいなのですが その装置をクレジットカードを読み取るように ほんの数秒接触すると 魔法がかかるみたいなのです。本来なら 月々かなりの金額の支払いが必要な 有料チャンネルも全て無料で見放題になるのです。
テレビ業界も このような困った輩が 存在することは 御存知みたいで 時々 プログラムなのか状況なのか 全く分かりませんが このB-キャスカードの魔法を解除する操作を 極たまに実施するらしいのです。するとある日突然 カードに欠けられた魔法が 無効になってしまいます。但し 魔法をかける側にも対抗策があるらしくて しばらくの準備期間が必要みたいですが 魔法をかけてくれる機械に 諸々の条件や操作をすると またもやこのカードの魔法が復活するのだそうで 無効になったら 妹の家へ訪ねて行って 魔法のかけ直しをお願いしているような状況です。
そういうわけで 何とか新しいテレビに これまでのテレビにつなげてあったのと同じように配線コードを何とかつなぎ合わせました。更には 新品のテレビの場合 皆必要な作業なのでしょうが キャスカードを挿入すべき場所に差し込みましたが このカードが これまでは名刺大位の大きさだったのに縦横二センチ以下の ごく小さなミニBキャスカードなるものに 変化を遂げていましたので 驚くとともに テレビを上手く見られる状況に持っていけるのかどうか 不安になってしまいました。でもビビっていても しょうがないので 取扱説明書を読んで テレビの画面に現れる文字による指示に従って 操作手順を進めていきました。郵便番号なども打ち込んだり 自動的にチャンネルがチューニングされるために 結構な待ち時間があって 不安な気持ちになったりしましたが 何とか最終段階まで辿り着けたみたいで 新しいテレビが これまで通り全てのチャンネルが無料で見放題であり これまでに予約してあった番組も視聴できるし 消去も出来る 新規の予約録画も 今までと同様の手順で出来るようになりました。
私は獣医師なので 一応は理科系の人間のはずですが パソコンを含めて 一般の家電製品の扱いや操作も 説明書を読むこと自体が嫌いなので 殆ど出来ません。但し 今回のように折角 ほんの四万円ほどとは言え わざわざ購入したテレビがこれまで通りに利用できないのは 凄く悔しいので 説明書をじっくりと読んで 時間をかけて考えて 対応しましたら 何とか上手く対応できたみたいで 素直に喜んでおります。まあ世間一般の方からしたら 当たり前の事を 当たり前に出来たことを どうして喜んでいるのか と思われていると思いますが まあ自分の頑張りを少なくとも私自身位は認めてあげようと思います。
社会人になって 初めての大きな買い物が 当時はやっていたシステムコンポでした。勤めていた塩野義製薬は 製薬業界では 給料が安いことで有名でしたが 一般のサラリーマンに比べたら 凄く沢山お給料がもらえましたので もう四十年以上も前の話ですが 多分十数万円で そこそこ上等のステレオセットを買いました。休みの日に 1人暮らしのアパートに 届けられました。段ボールの箱から 取り出して 中身や備品の確認をするだけでも かなり時間がかかりましたし 捨てるべき段ボールの量も かなり膨大になって唖然としておりました。
但し困ったのはここからです。丁寧な そのために結構ぶ厚い説明書がついていたので 私はこの類の説明書が大嫌いなので 見たくはありませんでしたが 頑張って自分で配線をしないと 折角のステレオが 何の音楽も奏でてくれません。当時も お金を払えば 業者の人にお願いできたのかもしれませんが 折角かなり上等のステレオセットを購入したのに 自分で配線も出来んのかいと 思われそうで 恥ずかしくて頼めませんでした。赴任地の金沢に引越したばかりでしたので この方面に強い友人もまだ見つかってはいませんでした。会社の先輩に頼めばよかったのかもしれませんが 何方にお願いすればいいのかも見当がつきませんので 諦めました。
結局は 自分が説明書を読んで ある程度理解して 配線図の通りに コードを一本ずつ繋いでいきました。どうしてもせっかく自分としては 人生で初めてした大きな買い物であるステレオセットから 早く美しい音楽を奏でさせたかったので 頑張りました。慣れた人なら 数十分でできたのでしょうが 初めての経験でしたので 数時間かかりましたが 何とか 当時は音源がレコードの時代でしたが 赴任先のアパートに持ち込んだ 学生時代から貯めこんだレコードを聴ける状態になりました。FMチューナーもセットに組み込まれていましたのでFM放送も楽しめるようになりました。当時はまだカセットテープ全盛時代でしたのでレコードやラジオの音源から カセットテープに録音できるカセットデッキなる代物もセットに組み込まれていました。
レコードやカセットテープなど お若い方々にはほとんどなじみのない代物だとは思いますが 四十年以上も前には 音楽を楽しむための必須アイテムだったのです。何とか自分のステレオに 音楽を奏でてもらいたくて 頑張ったら プリメインアンプやチューナー カセットデッキスピーカーなどを繋いで レコードからお気に入りの音楽を再生してくれた時には 自分なりに感動しましたし やればできる子なんだと 生きていく自信にもつながりました。まあ説明書を読んで 手順に従って 作業をしただけの 極当たり前の事なのは分かっていますが 自分には絶対に出来ないだろうと思っていたことを 頑張ってみればうまくできたのですから 自画自賛ぐらいしてもいいでしょう。そんなわけで 本日何とか頑張って新しいテレビを これまで通りに利用できるようになって 本人としては とてもハッピーな一日となりました。

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